福西和紙本舗六代目 福西正行

「表具用手漉和紙(宇陀紙)製作」選定保存技術保持者

奈良県伝統工芸士


福西和紙本舗六代目福西正行は、伝統的な宇陀紙製作技術を継承しながら、現在に必要とされる和紙を作り続けています。

4代目福西虎一5代目福西弘行が研究した「木灰煮熟」についてさらに研鑽し、また「楮」の栽培を始めとしたすべての工程において伝統的な宇陀紙製作の技術を頑なに守ることにより、使いやすい高品質な和紙を生み出しています。

現在、福西和紙本舗の和紙は、国宝や重要文化財の修復・ヨーロッパの文化財の修復にも利用されるほか、国内外の芸術家にも利用されています。


経 歴

昭和59年3月
大阪芸術大学芸術学部芸術計画学科卒業 卒業制作グランプリ受賞
昭和59年 春
卒業後、両親の紙仕事の手伝いに入る。
昭和59年6月
全国手漉き和紙連合会青年部入会。(現在に至る)
平成3年4月
奈良県工芸協会青年部入会。
以後、毎年近鉄百貨店本店美術画廊で工芸展に出品する。
平成7年
町内各小学校に於いて卒業証書作りの指導を行う。
平成7年
宮内庁書陵部より修復用の和紙御用達賜り、その後、年代に応じた和紙を作成の上納めている。
平成10年
(株)三角屋と共同でイタリアミラノのショップの壁紙制作
平成13年
同じくフランス パリのショップの壁紙制作
平成13年
千葉・我孫子めばえ幼稚園の卒園証書制作
平成14年6月
アメリカ・ワシントンのスミソニアン博物館において、シルクロード地方の手仕事文化を披露する。特別展に於いて日本を代表して2週間実演この展示会はアメリカ政府がバックアップし、政府代表としてライス元国務長官がサポートし、イベントのプロデューサーとしては世界的チェロリストのヨーヨーマが務め、交流を深めた。
平成17年
奈良唐招提寺の特別な方々にお渡しする、うちわまきのうちわ草木染和紙五種類を納めている。
平成18年
世界顕微鏡学会の表彰状を制作する。
平成22年
(一社)伝統技術伝承者協会会員(現在に至る)
国宝「大燈国師墨跡<印可状>」(妙心寺蔵)一幅などの修理用紙
国宝「絹本著色不動明王二童子像」(青蓮院蔵)一幅などの修理用紙
平成24年
ルーブル美術館並びに大英博物館の修復室に研修に行く。
重要文化財「紺紙金銀泥法華経宝塔曼荼羅図」(立本寺蔵)八幅などの修理用紙
平成25年
薬師寺東京別院の和紙を制作する。
平成26年
奈良県産業共励会理事に就任
重要文化財「東福寺文書」(東福寺蔵)九幅などの修理用紙
平成26年
吉野町文化財保護員
平成26年
第34回全国豊かな海づくり大会式典行事用の賞状を制作する。
平成27年
奈良県伝統工芸士として認定される。
国の選定保存技術である「表具用手漉和紙(宇陀紙)製作」の保持者として認定される。
福西正行